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照度計(その2)

照度センサモジュールM1750-5Pを使った照度計第2弾


最初の照度計はシンプル過ぎた。今回は「M1750-5P」と言うセンサモジュールを見つけたので、再度挑戦。
これはI2Cで照度(Lux)の値が得られるという優れもの。校正された照度計が無いので、どこまで正確かは分からないが、動かしてみた感じではかなり良い値が得られた。
毎度だが、小さく作りたかったので、秋月の小型液晶とATtiny85で構成した。
バッテリーも100mAHのLi-Poにした。
サイズは35x80x20とコンパクトに収まった。

 

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本体の全景。
左側の銅板はただ、取り付け穴を忘れて配置してしまったので取り付け用に後から追加したもの。

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基板の裏側。
液晶の足のピッチが1.5mmと狭いので、100milのユニバーサル基板に無理矢理取り付け、動作のテストをした。
その基板をそのまま拡張したのが失敗。モジュールを繋ぐだけなので配線は大したことないと思ったが、やってみると色々問題があった。
こんなことなら
「EAGLEを走らせて基板を起こした方が良かった。」とは、後の祭り。

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今回メインの照度センサモジュール。
これも優秀なモジュールだ。第1弾はポートにCDSを繋いだだけのいい加減なものだった。その後CDSは環境に良くないことや、読み取り値に不満があったりで、フォトダイオードでテストしていたが、やはり校正する機械が無いので、どうしようかと思っていた。
そんな時にこのモジュールを見つけた。aitendoで395円だった。中国から直接輸入すると200円台でも手に入るようだ。
何より読み取り値が直接「Lux」で得られるのが嬉しい。

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アクリル板を曲げたケースを作って、入れてみた。アクリル板越しに計測するので読み取り値が心配だったが、アクリルの光透過性は素晴らしくて殆ど生のままと変わらなかった。
これで持ち歩くのも楽になった。1号機はUSBで電源を得るようになっていたので、外部電源が必要で電池BOXを一緒に持ち歩くのも嫌だったのだ。

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ケースの側面と底面。
こんな手抜きの簡単ケースだ。

NLM2845

全てのモジュールが3.3Vで動作するので、電源には3.7VのLi-Po電池を採用。
当初は直結でテストしたが、心配なのでMJM2845と言う低飽和型のレギュレータを使って、3.3Vを得ている。
このICは800mAの出力が取れるのでちょっと贅沢だが、TO-252パッケージで小さいし、コンデンサも2uF程度で済むので部品点数、サイズ共にコンパクトに収めるには最適なものだ。

I2C

マイコンにはATtiny85を使うことにしたので、IOの数が少ない。M1750がI2C接続なので、液晶も同じI2Cバスで繋がるコンパクトなものを選んだ。
M1750に4.7KΩのプルアップ抵抗が内蔵されているので、液晶はそのままバスに直結した。
"TinyWiewM"ライブラリで制御するので、プログラムも簡単だった。
当初はATtiny13でできないかと思っていたのだが、現状でプログラムサイズは3KBほど。とても1KBには圧縮できなかった。


参考までにハードウェア・ソフトウェアの情報を。ただしこれらは僕の覚えであり、正確に改版を反映していない可能性があります。この通り作って動かないからと、怒らないで欲しい。