DIPとSOPの変換ソケットを手に入れたのが始まり。
前回の(V1)は、DIPを使っていたのでキーボードとの物理的干渉が問題だった。SOPなら薄くできるので…と思っていた。
そこで、今回は使い始めたEAGLEでのPCB作成の練習と、TS119-5と言うLCDのテストを兼ねて作り直した。
ついでにSMDもなるべく使うようにして見た。やってみるとSMDはサイズを選べば半田付けもそれ程困難で無いことが分かった。オマケにPCBの穴明けの必要もないので、工程が少なくなり良いことずくめだ。(^_^)
キーボードは片面基板のTOPレイヤーに銅箔面を持ってきた。
タクトスイッチは表からの半田付けだが、特に問題は無かった。抵抗は全てSMDなので部品高さも問題が無い。基板の裏は、タクトスイッチの足が少し出ているだけで、すっきりした。
前回の1号機はLCDにTS206を採用したが、今回は小型化を狙ってTS119-5を使った。
ともにaitendoの99円LCDだ。aitendoは「同じシリーズだ」みたいな事を書いているが使ってみて最初は失敗だと思った。
TS206の積もりだと、全く動かないのだ。改めてWEBサーフィンで、「tsuna-can.blogspot.jp」さんの記事を見つけ、ドライバ部分を拝借して何とか動かした。
これが本体基板の裏側。
Li-Poバッテリーから昇圧して5Vを取り出すところを除くと殆ど何も無い!
電源部もHT7750と言う偉大なICのお陰で簡単に安定した5Vを得ることができている。
上の方に着いているSOPのICが「ATTINY85-20SUR」折角SOPにしたのでATTINY-13で何とかならないかと思ったが、現プログラム容量で約4KB。とても無理だった(^_^;
最初の失敗は、両面で基板を設計したこと。
片面だと、配線のための面積を考慮したり、ピン間配線のために部品の配置を考えたり、頭の体操が必要になる。
勿論CADが勝手に配置してくれるわけでは無いので、両面や多層でも同じ事は言えるが、片面の場合ちょっとした配置でオートルーターが、
「配線できませんでした。」と、言ってくるのだ。
それで最初は両面でやってみたが、スルーホールが前提になる。自作ではスルーホールはちょっと手が出しにくいので部品の裏に半田付けしなくてはならないような基板ができてしまったりした。
そこで諦めて、片面で再設計。今は片面、それも紙フェノールと言うチープなPCBに落ち着いている。
確かにスルーホールが無いので、ランドの耐久性などは劣るが、半田付けが簡単だし、間違えた時の部品の取り外しなどすごく簡単!
当面はこれで行くつもりだ。