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カラーテスター

フルカラーLEDの発光色を調整し、パラメーターを得る


お馬鹿なものを作ってしまった。とは言えフルカラーLEDを特定の色で光らせようとすると結構面倒なのだ。今まではブレッドボードに刺して、抵抗を変えながら色を見たりしていた。
いろんな色で光らせるならまだ良いのだが、昔の機械の表示をLEDで蘇らせようとかすると、途端に悩んでしまう。
実は我が家にも昔の機械(真空管のラジオとか無線機とか)があるし、知り合いから修理を頼まれたりすることもあるのだ。そんな場合良くあるのは、イルミネーションの電球が切れていること。ただの電球なら電球色のLEDに変えてしまえば良いのだが、色つきのパネルが付いていたりすると、タマをLEDにするだけでは済まない。大抵カラーパネルは電球の熱で焦げたり、脱色したりしているからだ。そんな時は、フルカラーLEDの出番なのだが、昔の色を再現しようとすると、定数の決定が結構難しい。
「それなら、Arduinoの出番だ!」と、こんなつまらないものを作った。またまた、特価のLED表示器が手に入り、
「何かに使ってみたい。」と、妄想に駆られたせいもあるのだが。

 

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これが外観。RGB各色に対応したボリュームが正面に。そして、設定値を9桁のLEDに表示している。ArduinoUNOのシールドとして作ったので、電源はUNOから供給している。ま、普通はUSBでの供給だ。

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正面から見たところ。
ちょっとLEDが低かった(^_^;

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側面。ArduinoUNOと、言いながら実は「Uncompatino」だ。UNOは電源コネクタがシールドに干渉してしまうことに、出来上がってから気がついた。Uncompatinoは外部電源のコネクタが無いのでOK

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表示モード1
表示方法は背面のスライドスイッチで変える。この写真ではRGBの割合(0%〜99%)で表示している。
即ち、R=20% G=41% B=24% とした時の発光色がこれ。

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表示モード2【電圧表示】
各色の電圧(相対電圧)を各3桁で表示する。桁区切りが無いので、一寸分かりにくいのが難。写真の例では、R=999,G=999,B=997 と読める。ボリュームのバラツキか、接点の接触抵抗か、BLUは最高に合わせても99.7%にしかならなかった。

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表示モード3【16進表示】
これまた、見にくい表示で申し訳ありません。16進数各3桁表示なのだ。
ArduinoのADCは10bit精度なので、0〜0x3FFで表現される。写真の例は、R=0x3ff,G=0x3f8,B=3e8…ちょっと苦しい(^_^;

アナログ入力をPWMで出力

動作は回路図やスケッチをご覧いただけばすぐにお分かりと思う。
と、言うかこんなもの考えるまでも無い程でしょうね。正面のボリュームの値をアナログポートで読んで、PWMでそれぞれの色のLEDを点灯させるだけです。

ドームはナツメ球

LEDの上に付いている飾りのドーム。これを手に入れるのに随分苦労した(^_^;
アチコチ適当なものが無いか探し回った。結局最後に見つけたのは、LEDのナツメ球!
100円ショップで108円で買ってきて、頭だけノコギリで切り取った。本体は白色のアクリルケースに入って常夜灯になっているが…


参考までにハードウェア・ソフトウェアの情報を。ただしこれらは僕の覚えであり、正確に改版を反映していない可能性があります。この通り作って動かないからと、怒らないで欲しい。